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バードストライク問題について その4

 悩ましいといっていてもしょうがないのでそろそろ本題に入ります。

 風力発電の立地について、特に議論が分かれるのは、
・景観
・鳥類への影響
・生態系への影響

の3点です。これらは、完全な事前予測が難しく、かつその評価がまとまらないという特徴があります。例えば景観を例に出せば、積極的に望ましいという人もいれば、景観破壊だという人も存在します。
 個別のことがらについての評価も分かれますが、これらは風車のメリットへの評価によって相対化される場合があります。つまり、二酸化炭素削減を優先的に考える人であれば、景観への評価が甘くなったり、むしろ積極的に望ましいとされる可能性があります。あるいは地球温暖化の防止は鳥類にとっても有益であるという意見も存在しえます。こうしたことはそれぞれの立場や考え方に基づいているので、そもそも一致しないのが基本だと思います。

 もちろん議論を重ねることによって、こうしたギャップが埋まる可能性はあります。けれども、現実的には時間的な制約もあるので、何らかの共通理解にもとづく合意というよりは、正当な手続き的を踏んで判断(意思決定)することになります。

 現状では、その判断が風力事業者の自主的な判断による「好意」にゆだねられているため、日本野鳥の会などは環境アセスメントによる義務化を求めています。その背景には、風力発電の事業者が良いことしか言ってこなかったという評価もあります。この指摘はそれほど間違ってはいないという印象はあります。けれども、何らかの義務なり規制を導入すれば万事解決という訳でも無いと考えています。
(つづく)
丸山康司(GEA代表理事)


追記:ソフトエネルギーというサイトで、参考サイトについての詳しい紹介があります。
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